[オイスカ四国支部幹事会]が四国研修センター(香川県綾川町)にて開催

(公財)オイスカ四国支部(泉 雅文会長)はこのほど、「第14回オイスカ四国支部幹事会」をオイスカ四国研修センターにて開催した。

オイスカは1961年に日本で設立された民間のNGO団体。国内や海外で農業を中心とした人材育成・農村開発・植林プロジェクト・環境教育プログラムなどを展開している。  国内には4ヵ所の研修センターがあり、その一つである綾川町の「オイスカ四国研修センター」では、アジア・太平洋地域の研修生を招へいし、女性の生活改善・農業・家政研修などを実施している。

令和6年度における事業計画案では、会員増強運動の推進や青年会によるイベントによる「財政、組織基盤の強化」、本部と四国支部の最新情報・認識を会員と共有する「会議」、メディア・SNS等で情報発信力の強化を図る「オイスカの啓発、普及」が重点事項に挙げられた。

第二部では、オイスカ本部啓発普及部GSM担当主任の浅野奈々穂氏を招き、「名取市海岸林再生プロジェクト」をテーマとした講演会を実施。

講演では、東日本大震災時の津波でなぎ倒された宮城県名取市の海岸林の「再生プロジェクト10カ年計画」について説明。

海岸林を次世代にも遺したいという想いのもと、「東日本大震災復興支援」として地元被災農家とともに種から苗木を試行錯誤しながら植栽に挑んだこと、わずか数ミリの種が7年かけて最高樹高4メートルにまで成長した実績が発表された。

浅野氏は「オイスカだけではなく、地元住民の方が主導となって活動しているという認識が広まっていることが嬉しい」と述べ、今後も未来に向けた活動に積極的に取り組んでいく姿勢を見せた。

その後開かれた懇親会では、会員等が今後の活動などについて話し合いながら親睦を深めるなど、会は盛況のうちに幕を閉じた。

タイトルとURLをコピーしました