“香川県への想いが伝わった” JAL客室乗務員に『JALふるさと応援隊』『JALアンバサダー』活動を聞いた。

普段は乗務しながら、香川県の地域イベントや地域産品のPRイベントで活動している「JALふるさと応援隊」の石川和代さん(東京都出身)と「JALアンバサダー」として4月から高松での移住をはじめた、金川浩子さん(千葉県出身)に、JAL(日本航空(株))高松支店で話を伺った。

ふたりとも、香川県が地元ではないものの、フライトや旅行を通じて香川県や瀬戸内海に魅力を感じ、「JALふるさと応援隊」「JALふるさとアンバサダー」の社内公募に手を上げたそうだ。

「JALふるさとプロジェクト」の一環として、客室乗務員として勤務しながら知見を生かし、地域社会の活性化とSDGsの達成に向けて活動している。

また、石川さんは、今年5年ぶりの公演を行った第37回四国こんぴら歌舞伎大芝居の会期に合わせて販売された、オリジナルポーチの企画に携わったそうで、そのきっかけについて伺った.

「桜の季節に金丸座を訪れた時に、四国こんぴら歌舞伎大芝居を観て感激しました。舞台で使われる紙吹雪も地元の方の手作りと知り、地域と一体感のある温かな雰囲気はここでしか味わえないもの。これを絶やしてはいけないと強く思いました」という石川さん。 オリジナル製品とイベントの企画を立ち上げたが、コロナ禍だったため、イベントの企画は中止となってしまった。

一方オリジナルポーチは今年、無事販売することができた。 ポーチは、デザインのみならず、大きさ・マチなどの細かい部分まで使いやすさを追求し、試行錯誤したこだわりの商品。 正面には金丸座の座紋である「佐伯鶴」、裏面には日本航空の「鶴丸」が施されたコラボポーチである。両者のマークが似ていたのも何かのご縁。

また、協力を依頼したのは、琴平町の老舗染物屋「染匠 吉野屋」4代目の大野篤彦さん。 香川県伝統的工芸である「讃岐のり染」という手法で、一点一点手作業で、想いを込めて染めている。「讃岐のり染」は、もち米を糊として使い、塗ったところは染料が染まらず、鮮やかな色彩が特徴。染めや縫製まですべて自社で製作。専用に染め上げた歌舞伎幟を使用したバッグも人気だ。

「染匠 吉野屋の大野さんにいいものを作っていただいたので、全国から反響があり大変うれしかったです」と石川さん。 東京でも吉野屋さんの商品を持ち歩く人を見かけることがあるそうだ。

石川さんと金川さんは、今後も香川県のPRイベントなどに参加する。

※ポーチの販売は終了している。

写真キャプション 左・金川浩子さん、右・石川和代さん

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