【四国の玄関口】『サンポートホール高松』開館20周年記念事業の新作オペラが今秋公演。

サンポートホール高松開館20周年記念事業『新作オペラ「扇の的」〜青葉の笛編〜一の谷の合戦、屋島へ』のキャスト発表がこのほど、高松市防災合同庁舎にて開かれた。

本作品は、『サンポートホール高松開館10周年記念事業新作オペラ「扇の的」〜ここからはじまる〜』の前編。

平家物語を原作とし、瀬戸内海沿岸でおこなわれた源平三大合戦絵巻「一ノ谷の合戦」「屋島の合戦」「壇ノ浦の合戦」を、日本初の連作3部オペラとして再現する。

キャストは香川県在住の声楽家17人が選ばれ、平敦盛役と葵役はそれぞれ2人の声楽家が演じる。

作曲には、フランスでも活躍中の田中久美子氏(高松在住)、台本は演劇・オペラ台本作家の山本恵三氏に依頼。

また、地元の芸術文化団体の協力を仰ぎながら、今までにない幅広い分野からの参加を求め、指揮、指導、舞台スタッフも県内関係者中心に登用し、香川の芸術レベルの高さを国内外に発信していく等を目的としている。

2018年10月には、前作「扇の的」をブルガリア・スタラザゴラ国立歌劇場にて上演。現地のオーケストラや合唱団と共演しながら、公演を成功させている。

記者発表当日、会場には若井健司氏(芸術監督)、中村敬一氏(演出者)、守山俊吾氏(指揮、香川大学教授・四国二期会理事長)、葵役の林 里美氏、佐治名津子氏、敦盛役の國方里佳氏、越智慎吾氏が出席。

守山氏は「見所が多い本作であるが、キャストそれぞれが良いものに創りあげていくことで、素晴らしい作品に仕上げていきたい」と想いを述べた。

会見後にサンポートホールHPにて人員の募集を開始。公募・オーディションにより、地域からキャスト、合唱他を集めることでステージを創っていく。

公演は10月26日(土)18時開演、10月27日(日)14時開演。

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